離婚は遺伝かなと思ってしまいます
親が離婚していると子供も離婚する率が高いとも言われています。
確かに、あの離婚した家庭の親も離婚してたな?と思い出すでしょう。
遺伝かなと思ってしまいますがそんなことは関係ありません。
では何故親が離婚していると子供も離婚する率が高いのか?
それは、子供が親の離婚を見て育ったということが一番の要因でしょう。
親が離婚していると、離婚する過程を見て育ったため、離婚する家庭とはどんなものか、離婚した後はどのような生活になるか現実を知っているから、離婚という選択肢も知っているのです。
子供だから親のことは何もわからないだろうと勝手に思っているのは大人だけです。
子供はしっかりと親のことを見ている
以前は離婚することで世間の冷たい視線で苦しむ方も多くいました。
子供も片親しかいないことで周囲の家族と違うことに違和感を覚え苦しい思いをしてきたでしょう。
しかし昨今は女性の社会進出に対して国の後押しもあり、女性一人で働きながら子育てをする環境も整備されてきました。(欧米に比べてまだまだ遅れていますが・・・)
また子供のことも自分が経験しているため、離婚によって子供が何を感じて、親に対してどう思っているのか、経験を通じて理解しているのです。
実際に親が離婚した子供が成人になってから、
「親が離婚することにどう思っていたか」
というアンケート結果を読んだことがあります。
すると以外にも、
いつも喧嘩して仲が悪いのになんで一緒にいるのだろう?
という結果が多かったのです。
親は子供のために我慢して喧嘩をしても一緒に住んでいよう、離婚なんて考えはないと思いがちですが、実際には子供はしっかりと親のことを見ているのです。
見せかけの家族は必要ない
家族で仲良く手をつないで遊んで食事をして、というのが理想です、それが子供の成長期には一番大切なことです。
しかし、親がいつも喧嘩をして、口も利かない、一緒に食事もしない、ということならば、いくら家族という見せかけの形があったとしても、子供の成長にも影響を与えているのではないでしょうか?
子供だから口には出しませんが、子供は親のことをしっかりと見ているのです。
仲の悪い親と一緒に居るより、母親(父親)だけでも、親が笑顔で一緒に居てくれるだけで子供は安心するのです。
子供のために離婚してはいけません。
喧嘩したら子供のために離婚しなさい。
と言っているわけではありません。
離婚は二人だけの問題ではなく家族の問題です。
親の問題、親の思い込みだけで決断するのではなく、良く話し合って、家族のために何ができるのか何が大切なのかを時間をかけて良く考えて、安易に“離婚”という言葉を口に出さずに何度も話し合って決断してください。